T,SD,Dという幻想

だいたい音楽理論の入門書を読むとT(トニック)、SD(サブドミナント)、D(ドミナント)というのが出てくる。C major scaleでは、C,F,G7がそれぞれT,SD,Dだという説明がある。 ※ 本ブログでは、大文字……

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アヴェイラブル・ノート・スケール概論

長和音(メジャーコード)の11thは何故avoid noteなのか。音楽理論の入門書でこれに対して明快な説明をしてくれた本はただ一冊しかなかった。それ以外の理論書は私にとって本当にゴミだった。残念なことに世の中にはゴミの……

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ペンタトニックスケール概論

ペンタトニックスケールが誕生するまで 通例、major scale / minor scaleにおいて、1オクターブ12音から7音を選んで使っている。major scaleの主音(開始音)を短三度下げるとminor sc……

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メロディに働く重力

メロディに働く重力 ここではメロディに働く重力について考えみよう。メロディはこういう力を受けるというものを重力と呼んでいる。 自然なことは良いことではない! 自然であることが良い音楽とは限らない。その自然さに対して抗いつ……

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モードの考え方

musical modeについて いまmajor scaleのスケール開始音(トニック)を変更したスケールを考える。これをmusical mode(≒旋法)、あるいは単に「モード」と呼ぶ。 例) C major scal……

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ドラゴン桜に学ぶ音楽トレーニング

教えてやる 作曲家になるのは簡単だ! 漫画『ドラゴン桜』には「教えてやる東大は簡単だ!」というセリフがあります。言うまでもなく東大に合格するのは簡単なことではありません。しかし、それを「簡単だ!」と言い張る勉強法は非常に……

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音程の数え方

音程とは距離である 「音程が合ってない」などと日常会話で使いますが、和声学で「音程」というとインターバル、すなわち、音と音との距離のことです。日常会話で言うところの「音程」は「音高」の意味で、もしくは、「スケールの主音か……

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移調に関するすべて

まえがき 移調に関して、楽典の教科書には書かれていないことがたくさんあって、自分なりに苦労しながら発見した事実がたくさんある。これから勉強する人のためにそれらの事項を書きとどめておきたい。 12平均律を採用する ここでは……

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